20代の時は、よく理解出来なくて、寝ちゃいけないと、幕間のコーヒーが命綱で、あと楽しみは、歌舞伎座の小豆最中でしたが、ここ10年くらい前から、少しずつ感動するようになってきて、昨日の演目は涙しました。
菊之助さんがどんどん味深くなってきて、さらに美しい✨
そして海老蔵さんの妖術使いの仁木役は、怖すぎるほどの魍魎感。本当にすごかったです。以前菊之助さんが歌舞伎座で四谷怪談をやって、死ぬ程怖かった思いを夏にしまして、もう怪談は観たくないと思いましたが、今回のあの海老蔵さんの妖気はあの時のヒンヤリとした怖さとはまた違う、何か魔物がのってる感。やはり凡人とかけ離れている人は、色々と大変なご苦労の積み重ねがあるのだと改めて思いました。
幕間のお弁当も楽しみのひとつ
今回は亀三郎くんの初舞台で、(お父さんの亀三郎さんは彦三郎襲名) まだ4歳なのに、将来がとてもとても楽しみな器感が満載でした。もちろん彦三郎、亀蔵さんの演技も心に残るもので、仕草も素晴らしかったです。
以前にNHKで縄文人のDNAが近隣諸国には無い、全く別のものであるという番組を見て、やはり、と思いましたかが、現代の日本人には12パーセントほどまだこのDNAがあるそうです。日本が独特なのはこのDNAが作用してるからなのか。。。
歌舞伎は情緒を活用させないと分からないと思いましたが、現代人は理屈や理解という部分をフル活用しているので、たまには本来私たちが持つ、心を扱う、美しい自然の中で培ってきた、私たち日本人の独特な感性、情緒を扱う古典芸能も楽しみたいと感じて帰宅しました😊
お土産嬉しかったです❤️