2017年4月16日日曜日

4月の雑記

先日地元の八幡様(富岡八幡宮)へお参りに行ったら、いつもご挨拶するクスノキの葉が赤くなっていて、あれ?春なのに紅葉?も、もしかして何か病気?いやいやそんなはずはない、と動揺していましたところ、クスノキは4月に紅葉し、葉を落としてから、新芽や若葉を5月につけると知り、この木とともに40年以上過ごしてきたと言うのに、やっとこのことを知ったのか!と、自分で呆れた始末です。(もしかしたら昨年も同じことを思っていたかも、とアルツっぷりに自分でも恐れをなしていますが、来年はこのブログがあるのできっと動揺しないことと思います。)

5月の地元の香りといえば、このクスノキの若葉が辺り一面に放つ、みずみずしい中にムワッとする独特な花と青葉の香り、と思い出し、2013年に訪れた大三島(今治)にある大山祇神社のクスノキを同時に思います。そう。離れていてもこのクスノキたちは繋がっている。。

クスノキは日本、台湾、中国、ベトナムなどに見られる木であると知りました。特に九州地方に多いようです。そうかぁ。西洋ではクスノキはどう使われているんだろう。と思っていましたが、もともと無いんですね。クスノキ科というカテゴリーなら月桂樹が当てはまりますが、かなり違う。。。
やっぱりクスノキには日本の神様が宿っているんだなぁと改めて感じます。事実クスノキがご神木の神社も日本には多々あります。この木を依り代とし神が降りてきて、祀られているのです。
私がご挨拶する地元のクスノキは、神社の中でご神木として祀られてはいませんが、大国主さんが宿っていると、密かに行くたびにご挨拶し、近況報告をしています。近くに住む母や弟たちがこの姿を見たら、きっと他人扱いされるでしょうね。笑

そしてこのクスノキ、「樟脳・カンファー」という昔から虫除け効果があるとされていますが、私はこのアロマオイルで衣替えの時に防虫香を作ったりします。匂いがあの昭和なパラゾールをもっと柔らかく自然にした香りですが、やっぱりきついので部屋に炊くことはあまり無いですが、私にとって大切なアロマです。特にあの突き抜ける清涼感の中に感じられる、独特な木の香り。嗅いだだけで次へ、その先へ、と背中を押し進められるような力強さは、まるで仙人のような木の精霊から喝を入れられたように、私の中のだらんとしたものが一瞬でシャキッとなるのです。
効能に「鎮痛」作用があると知り、体の痛みを持っている私としては、本当に自分にとって必要なものは、自然と自分が好きで、誰に言われるでもなく身の回りに置いてあるんだって、もっと自分の「好き」を信じて自分の中で広げていこうって思いました。

周りの人や自分が選ぶパートナーも、不思議と自分に必要な気質(火・地・風・水)を持っている人がいて、補ってくれていることが多々あります。だから惹かれ合うんですかね。つくづく思う。すべてバランスなんだって!


大三島大山祇神社のクスノキ(2013年)
この木に会いたくて一人旅をした思い出の木です。







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